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第52回:子どもと自然
執筆者:愛美保育園 園長 杉田 美由紀

 あんなに暑かった日々を忘れてしまうくらい、朝夕は寒さを感じるようになりました。秋田の夏は本当に短いですね。

 リレーコラムの当番と言うことで、「コラムとはいったい何?」という所からスタートした新米の私です。今年4月に開園した当園においては、コラムがというより、すべてのことが初めての取り組みであり、経験です。先日、それこそ初めての親子行事、遠足を終えたばかりですので、その時に、にわか勉強した自然について書いてみようと思います。戸外遊びの大切さは、当たり前に誰もがわかっていることですが、新人の保育士に上手に説明する自信が恥ずかしながらありませんでしたので、調べたのです。

 自然との触れ合いを多く持つことで、子どもたちは自然との共生への理解を深め、豊かな自然体験は、ことばや想像力を育みます。また、表現力やコミュニケーション能力も高めてくれます。自然への感受性や、自然の変化に気づいて共感する力が劣化したり、自然体験が不足したりすることは、人間関係、対人関係のつまずきに繋がる要因の一つなのではと考えられているようです。友だちと一緒に虫を捕まえたり、草花を摘んだりする経験が少ないと、他との関わりが苦手になったり、美しいもの、素敵なことなど、他を認める気持ちが身につかなかったりするのだそうです。

 このように成長に必要な自然との触れ合いは、残念ながら、サプリメントのように短期的に与えられるものでないようです。幼いころからずっと毎日の生活の中で、自分の命を重ねて、いろいろな生命とのつながりを実感していくことが大切なんですね。

 さて、当園の園庭と砂場は十分に戸外遊びを楽しむと言える広さではないのですが、寒くなるまでの間、散歩や近くの公園での遊びも合わせて、自然と触れ合い、秋を感じ、五官を刺激させる体験をできる限りたくさんさせてあげたいと思います。

 夏の間、たくさん実ったトマト、ピーマン、きゅうりの収穫が終わり、来月は春に植えたさつまいも掘りがあります。当園の木と布のおもちゃの部屋にある布でできた畑で、シミュレーションしながら、心待ちにしている子どもたちです。土の中にたくさんのさつまいもがかくれんぼしてくれていることを期待しています。


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