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第60回:亀の家出
執筆者:新波保育所 工藤 由美

 保育所の玄関アプローチに置いてある水槽には、長年飼育されている体長20cm位の亀がいます。子ども達は、玄関を通るたびに「バロン(亀の名前)おはよう!」「カメさんバイバイ!」と声をかけて亀と大の仲良しです。

 ある日、いつも亀のお世話をしている職員が、外の仕事をしながら亀の甲羅干しをさせていると、「あれ!!亀がいない」と大慌て…。あたりをいくら探しても亀の姿はなく、「亀の大脱走!!」とたちまち一大事に…。子ども達は水槽を指さしては、「カメさんいない」「カメさん帰ってくるかな?」と毎日毎日心配していました。「きっと近くを流れる川に入って、元気にしているよ!」「隣の敷地にあるB&Gプール入ってバカンスしていたりして…?!」などと想像力を働かせていました。

 すると、朝登所してきた子どもが、水槽をのぞいて「カメさん帰ってきた!!」と大喜びしていました。なぜ亀がもどってきたかと説明すると、たまたまB&Gプールの取り壊しが決まりプールの水を抜く事になり、プールの底にいた亀を関係者が見つけてくれたからです。

20日間の「亀の家出」で色々な事を子ども達と考えさせられたこの夏の思い出です。「よけいなお世話…そっとしておいてほしかった」と亀が言っていなければ良いのですが…。


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