第105回:収穫の秋をむかえて

かんば保育園 菅原しん
イラスト:大根と子どもたち

6月上旬に畑に植えたサツマイモの苗がツルをどんどん伸ばし大きく生長し、10月下旬に長靴を履いた子ども達がイモ掘りをしました。今年は豊作で、大小さまざまな形のサツマイモは給食にも使いましたが、11月中旬に園庭で焼き芋をしました。

園庭に穴を掘り、公園から拾ってきた落ち葉と炭を準備します。洗ったサツマイモを濡れた新聞紙、アルミホイルの順に包みます。1時間位かけてゆっくり焼きます。

ホカホカの甘い焼き芋を食べるとみんなの顔が笑顔になりました。

それから、ジャガイモの収穫を終えた園庭の畑に大根の種をまき、11月に大根掘りをしました。葉っぱが立派な大根でした。

初めは醤油とごま油で漬物のようにして、また、味をしみこませるために一度冷凍しておでん風に煮て大根を食べました。「保育園で食べる煮た大根は好き」と話してくれる子どもがおります。

おうちではなかなか食べてくれない食材でも、子ども達は保育園で給食に使うとよく食べてくれます。

新型コロナウィルス感染症が早くおさまって、会話をしながら楽しい食事の時間になることを願っています。