第110回:3年ぶりの幼保小連携交流!

寺内保育所 平野敬子
イラスト:音楽を楽しむ園児と保育士

寺内保育所は、昭和50年4月に開設され今年で48年を迎えます。住宅地に囲まれた環境にありますが、近くには草生津川が流れ子ども達の散歩コースの一つです。春は桜並木、秋はコスモスロードと四季折々の景色を楽しめ、友達や保育者、地域の方と一緒に楽しめるスポットです!

さて、新型コロナウイルス感染症が5類へ移行し1カ月が経とうとしています。保育所が以前の保育や行事に戻っていけるという嬉しさと期待から、笑顔や活気に溢れています。以前の形に戻る一つに、幼保小連携交流(中央地区泉中学区)があります。今年度、寺内保育所は当番園となっており、秋頃3小学校、9幼保の先生方をお迎えし保育参観を予定しております。子ども達の元気な姿を参観していただき、幼児期の教育と児童期の教育を円滑に接続し、連携して支えていきたいと思います。

以前、就学前の5歳児は寺内小学校の運動会や学習発表会の予行練習に招いていただき、見学ができていました。また、4年生が保育所に訪問し、子ども達が楽しめる遊びやゲームを準備して遊んでくれたり、音楽の授業で学んだリコーダーや鍵盤ハーモニカ等を演奏して見せてくれたりもしていました。体験入学もあり、5歳児は就学に向かって不安ながらも、小学校に楽しいイメージや憧れを持ち、期待に胸を膨らませることができました。でも、この3年間を見ると就学に向けての不安や、保育者とのお別れにも不安がる子ども達が多くなっていたように感じます。小学校というものが見えにくかったのだと思います。

やはり幼保小の子ども達や職員の交流、情報交換は大切なことだと改めて感じております。今年度はどこまで復活できるか、楽しみです。そして、今後職員もマスクを外して学区の皆様、子ども達や保護者の皆様に、笑顔をお見せして(え!こんな顔だったの?とびっくりされるかも…笑)コミュニケーションを深められるように、毎日の出会いを大切にしていきたいと思います。