第129回:旱天慈雨

わかこま第一保育園 園長 駒野谷範子
イラスト:やる気がある女性の保育士

2025年私事では、秋田に戻り5年目の年になります。
前理事長からの引継ぎが急であったため、子どもたちや保護者をはじめ、職員が困惑したり、不安にならないか、何より園をしっかり守っていかなければと専心した4年間でしが、就任した当初を振り返ると、コロナ禍だったこともあり、気持ちに余裕がなく、周りへの配慮が足りずに本末転倒なことを真剣にやっていました。

改めて思うことは、保育という仕事も園長職も、一人では到底できるものではないということです。子どもたちの成長に喜びと勇気をもらい、職員に助けてもらい、保護者に支えていただいたことにお礼の言葉は尽きません。

また、施設長会議、保協の部活動にも助けていただきました。園長先生方にご相談させていただいたことや、学ぶ機会を持てたことに感謝いたします。
卒業した大学の教授や、園長先生を退職された方に、体験談を聞かせていただいたこともありました。


責任の重さが苦しいと感じた時もありましたが、色々な方からの優しさや思いやり、ご指導いただいたおかげで、今は楽しく仕事ができ、新しいことにも挑戦しています。
感染症対策もおさまり、保育を伸び伸びできるようにもなりましたので、まさに旱天慈雨の5年目です。

今年も少子化、保育士不足、物価高など、解決が難しい問題は山積みではありますが、周りの方に少しでも恩返しができたらと思います。

そして、今までに得た経験や教訓、知識を活かしながら、これからも子どもにとって安心して遊び込める環境作りをしていこうと思います。

決意表明のようになってしまいましたが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。