孫1号は2歳1か月(こちらは長女の子)、孫2号は1歳5カ月(こちらは次女の子、秋には孫3号誕生予定)となりました。自分の子では無いけど血の繋がった子の出現。この孫を通してみえる、現代の子育て事情などなかなか面白い経験をさせてもらっています。自分自身の子育てでは到底難しかった“冷静な観察”を時にしてみます。保育観を確かめる絶好の機会ともいえます。大好きな人の表情や態度をこんなにも敏感に感じ取っているのかと再認識です。父母の否定的な言葉や、拒否的な態度は、小さな子がいかにストレートに感じ取るか。また反対に大好きな人の笑顔、優しい語り掛けにも良く反応します。
安心した雰囲気の中では、積極的に探索行動を何とも生き生きして!
自分の3人の子育てはまさに“若さだけで突っ走った怒涛の日々”で“ひたすらに可愛い”と思う事は出来ませんでした。今思うととにかく必死で無知でダメダメな親でした・・。“ひたすら可愛い”という感情も孫から経験させてもらっています。何をしても可愛い!泣いても騒いでの実に可愛い!Lineに送られてくる写真や動画にどれだけ癒しとhappyをもらっているか。
しかし、そんな孫1号はこの春から県外のこども園の1歳児クラスに入園しました。この時もまた自分の中に新たな感情が・・。園に行くんだ・・。なんか寂しい?自身の子育てでは全く経験しなかった感情が・・何なら一日でも早く園に行ってくれとさえ思っていました。
さらに、”心配“ということも・・。園生活でこの子の良さが損なわれたりしないだろうかって。何か心配なんです。園の先生達、どうかうちの子を宜しくお願いします!と心底思うのでした。私の子ではないけど、愛しい大事な宝を他人の手に委ねることは、こんなにも寂しく、とても心配な事なのだと、初めて知る事になったのです。
孫の存在から、宝ものを手放す皆さんの気持ちを共感できる保育者になりました。
ナーサリーふじでもそのような大切な子ども達が沢山通っています。もう一度襟を正し、どの子も園生活で尊重され、仲間と過ごす中で育ちあい、充実した園生活を創り出していく一人一人になれるように私達保育者の責任を深く思うのでした。