この春卒園した子ども達も、1年生になって4カ月。時々、ごきょうだいのお迎えに来ては元気な姿を見せてくれます。少し大人びた表情を浮かべつつも、小学校の出来事や新しいお友達ができたことなど…保育者の問いかけに嬉しそうに話し出す光景は何とも微笑ましく、また成長を感じる瞬間でもあります。「保育園がよかったな!」「保育園に戻りたいなあ~」…そんな本音を保護者にこっそり打ち明けている子どもも少なくないようです。保育園あるあるですね。
毎年、夏休みには「1年生を迎える会」…保育園へのお里帰りを実施しています。久々に再会する友達に心弾ませたり、在園児と一緒に遊ぶ中でちょっぴりお兄さんお姉さんぶりを発揮してみたり、1年生の新たな一面(成長)を私たち職員も楽しみにしているところです。
また、他にも長期休みを利用して『異年齢交流』を継続してきた経緯があります。今年は新たな試みとして、“保育士体験をしてみませんか?”といった趣旨で、卒園児の中学2年生を対象に案内ハガキを出したところ、7名から参加の連絡が入りました。部活動で忙しい合間を縫って、保育園に来てくれる気持ちが嬉しくもあります。実際にクラスに入って、子どもたちと遊んだり保育者のお手伝いをしてもらったり(遊びに必要な材料の準備、掃除や消毒などの環境整備など)…また、特技や好きなことを子どもたちの前で披露(発表)してもらえたら良いなあと計画しています。当日はどんな保育士ぶりを見せてくれるでしょうか? その中で保育園の良さは勿論のこと、仕事をする大変さも少なからず感じてくれることを期待したいものです。
年々、保育を取り巻く環境が変化し、教育・保育施設に求められることも多くなってきている現状です。新たに打ち出されている国の施策に備えて、情報収集に努めると共に保育環境や人材確保の充実が大きな課題でもあります。毎年、“大きくなったら、なりたい職業”ランキングが発表されますが、保育士は低迷気味。私自身、長年保育士を続ける中で仕事のきつさや大変さが占める部分も大きいですが、それ以上にやりがいのある誇らしい職業と自負しているところです。共に働く職員にも保育の楽しさや面白さ、また未来を担っていく子どもたちの幼少期の育ちを保証し成長を見届けられる喜びを感じてほしいと思っています。保育士不足が深刻な社会問題になっている昨今、今までに得た経験や教訓・知識を生かし、微力ながら“保育者の魅力発信”に力を注いでいきたいと強く思うこの頃です。