第68回:新しいスタートの4月

ウェルビューいずみこども園 園長 三浦 裕美子
イラスト:子どもと保育士

ドキドキでいっぱいだった4月も もう終わり。今は9連休を迎えるドキドキでいっぱいです。

この4月は5名の新しい先生を迎えました。この保育士不足の中、私たちの園を選んでくれたことに感謝です。

毎日精一杯子どもと向き合い、必死に与えられた仕事をこなしていた自分の新人時代を思い出します。就職難だった中で採用された喜びと誇りもありましたが、それらは想像していた以上の仕事の大変さに、徐々に疲弊していったように思います。そんな毎日でしたが、続けられたのはどうしてだったろうか?同期の仲間と語り合い、励まし合い、協力し合えたこと、そして早く一人前の先生になりたいと踏ん張れたことだったかなと振り返ります。

働き方改革等、今の職場環境、働き方は昔とだいぶ変わりました。若い先生たちにとっては当然のことかもしれませんが、私にとっては既存のやり方を変えることは容易でないと感じることもあります。

そのような煩わしさもある中で、私たちは、スキルよりもしっかりとしたマインドをもたなければと思います。何(誰)のためにどう在りたいのか。何をすべきか。仕事においても生き方にしても変わってはいけないこと、変わらなければいけないことがあると思います。どんなことがあってもぶれることのない自分の「在り方」、そしてその時々に合わせた柔軟な「やり方」を常に意識しながら、私も新しい先生たちと一緒に成長し続けていきたいと思います。